娘は宿題の多さがきっかけで、色々とストレスがかかり強迫性障害(OCD)を発症しました。
実際は宿題だけが原因ではありませんが、そこに関してはまた後日。
【不登校になるまで】強迫観念の始まり
今思えば、2月頃から色々と不思議なことを言い出すようになりました。
「咳をしたからテーブルに唾が飛んだかもしれない」と、心配しているのです。
最初は、「汚れてたらウェットティッシュで拭いてね」と軽く流していましたが、何度も言ってきます。
その他には、私と手が触れただけで「爪で引っ搔いちゃったかも、大丈夫?」と確認をしてきたり。
またある日は、前の席の子のコートに内履きがあたって汚したかもしれないけれど、謝った方がいい?とも聞いてきました。
その都度、「大丈夫だよ」と答えるのですが、時間が経つとまた心配になって聞いてきます。
ちょっと心配し過ぎでは??
毎回娘はすごく言いづらそうに私に声をかけてきます。
娘が申し訳なさそうに「お母さん、あのね、、」と声をかけてくるだけで、また変なことを言ってくる!と身構えるように。
段々と私もストレスが溜まり、「細かいことはもう報告しないで。お母さん、あまり聞きたくないから」と少し冷たい対応をしてしまいました。
後で知ったのですが、強迫性障害には、「強迫観念」というものがあり、この確認行為もその中の1つです。
私を(爪で引っ掻いて)傷つけたのでは?という心配は、「加害恐怖」と言います。
強迫観念の確認行為に対しては、「大丈夫」と答えると、一時的には安心するけれど、それがまた不安を大きくして何度も確認行為に走ってしまいます。
そのため、「もう言ってこないで」と対応したことは、強迫観念がある娘には適切な対応だったようです。(もっと優しく言ってあげれば良かったのですが・汗)
実際、この対応をしてから娘はあまり確認行為をしてこなくなりました。
唾などの菌に対しては、コロナのせいで多少敏感になっているのかもと考えていましたが、春休みが始まると強迫観念がまた現れたのです。
【不登校になるまで】クラス変えがストレスに
一度治まっていた強迫観念が、春休みに入り少しずつ増えていきました。
原因は、まず5年生になるとクラス変えと担任の先生が変わります。
大人でも周りの環境が変わることは、ストレスを感じますよね。
娘は繊細な性格なので、未知の環境の変化に恐怖心を抱いたのだと思います。

また、春休みの宿題も娘にとっては大きなストレスでした。
1日にやらなければいけないページを日割りで計算しても、本当に新学期までに間に合うか?と不安だったようです。
実は、3年生の夏休み明け前日くらいに、社会だけ数ページ宿題をし忘れていたことが発覚しました。
基本、娘は長期休みの宿題は朝起きて自主的に取り組んでいたので、私もチェックしていなかったのです。
その時に主人と私は「なんでちゃんと確認してなかったの~」と非難めいた言い方をしてしまいました。
その経験があったせいで、4年生の夏休みの時はちゃんと宿題が間に合うかの確認を何度もしていたそうです。
強迫観念がひどくなった後にそれを聞いて、親として本当に反省しました。
娘は真面目だけれど少しおっちょこちょいな面があり、そこをもう少しカバーしてあげられていたら。。。もっと優しい言い方をしてあげていたら。。。
その時の娘の不安な気持ちを想像して、涙がこみ上げてきました。
次回は、具体的にどんな確認行為が増えたかを説明します。

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