前回の記事では、新学期までにできることをやってみた事を書きました。
少しでも成果があったのか、何とか5年生(2022年)の新学期から学校に通い始めた娘。
親としては心配ながらも、毎日通っていました。
4月末には、初めてスクールカウンセラーさんとの面談もありました。(この時の面談は私とだけ)
優しい雰囲気の女性の先生で、今までのいきさつを聞いたり娘が授業を受けている様子を見てもらった見立てとしては、「敏感さんだから、この子は叱ってはいけないタイプだね」という感想でした。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)ではないか?
その時にHSP(ハイリーセンシティブパーソン)子どもの場合はHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)という言葉を教えてもらいました。
ネットで調べてみると、ほぼ娘に当てはまりました。
何なら私もHSPかもしれません
その後、HSP(HSC)を勉強したくて、本を数冊買いました。
こちらは漫画が多いので、分かりやすく見やすいです。
ただ、色使いや表現が強く感じることがあるので、子どもと一緒に見ると怖い印象を抱く子もいるかもしれません。
こちらは、HSCってどんな子?と知りたい時や、対応の仕方を学びたい時におすすめの一冊です。
これを読んだからと言って、子どもの敏感さが治るというものではなく、その子をありのまま受け入れる為の大人への手引書だと思います。
児童精神科へ行く
5月になり、前々から予約していた精神科の病院へ行くことになりましたが、その頃にはほとんど強迫観念の症状はなく、診察らしい診察はありませんでした。
また症状が出たら通院すれば良いとのことで、次回の予約をする必要も無し。
先生は、あまり強迫性障害に詳しい印象は受けなかったです。
帰り際にこの本がおすすめだよと教えてもらって診察は終了。
この本は、その時は買いませんでしたが、後に症状が強く出始めた時に買いました。
とても強迫症について詳しく書いてあり、周りに理解してもらう為にも一冊あるといいと思います。
もしも子どもが一時的に治っても、大人になって再発した時の為に、一生持っておく本になるだろうなと確信しました。
演劇を見に行って自信をつけた
学校から演劇を見に行く行事がありました。
少し不安がっていた娘でしたが、行ってみるととても楽しかったようで、不安を乗り越える自信にも繋がっていったように思います。
その後、大きな山場でもある「合宿」を控えていました。
不安感と強迫観念がまた出始めた合宿
5月に合宿があり、初めて親元を離れて1泊します。
私は正直、行けないのでは?と思っていましたが、娘はどうしても行きたいと言うので、先生方にも配慮して頂き参加することに。
準備の段階で、「忘れ物があるのではないか?」と不安が強くなり、確認したい衝動が出ましたが、確認は1度だけと約束して何とか乗り越えました。
合宿から帰ってきた娘はぐったり疲れている様子で、色々と合宿中にも不安な事が多々あったようです。
今、その時のことを振り返ると、「よく合宿に行ったな~」と娘も言っています。
少し無理をしてしまったようで、不安感などがまた出るようになってしまいました。
6月、7月は騙し騙し登校していましたが、7月の夏休み前頃から早退したり、休みがちになりました。
私も夏休みに入って1ヵ月以上休めばまた通えるようになるかなと、この時はまだ楽天的に考えていたように思います。
慌てて大学病院への再予約を取る
一度は大学病院への予約を取っていたのに、新学期から元気になっていたので予約をキャンセルしていました。
この時は激しく後悔しましたが、まぁ仕方ないですよね。
また3ヵ月待ちです(汗)
その間、スクールカウンセラーさんにも相談して、すぐに診てもらえる違う病院へ通うことになりました。(B病院とします)
B病院はおじいちゃん先生で、最初の診察の印象はとても良かったのですが、その後何度か診察をしている内に、娘は月に1度の診察も渋るようになりました。
不安な事があると、喉が詰まる&頭痛の症状もあったので漢方を処方してもらっていたのですが、それも苦くて飲むのも嫌がっていました。
結果から言うと、3ヵ月くらい通ってその病院は止めました。
おじいちゃん先生は、何かと学校に通えるようにとアドバイスをくれるのですが、それが娘にとっては逆にプレッシャーになったのかもしれません。
夏休み中は、他の子も休みなので少し気が楽だったようです。
ただ、夏休みのワークの宿題をやると、喉の詰まりと頭痛が出るので、もうやらせない方向で決めました。(先生も了承してくださいました)
今は休むことが先決。
夏休みは、温泉旅行に行ったり、お友達と料理や花火をしたりと楽しい思い出も作れました。笑顔の写真も多かったです。
次回は、大学病院へ通い始めたことで少し好転したことを書きたいと思います。

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